モンデリオ、こと旋風（つむじかぜ）号の離厩が今月の25日に決定いたしました。

もう22歳と高齢なため、引退して山梨の牧場に行くことになりました。


旋風号は、みんなからはモンちゃんと呼ばれ愛されています。



旋風は、1994年生まれの鹿毛のセン馬。
サラブレッドではなく、オランダ産のKWPNです。
農工大へは2010年に、競馬学校からやってきました。

来てからしばらくは、障害馬として活躍。

なんといっても、2011年の水上さん（当時4年）との活躍でしょう。
全日本学生大会の二回走行において、なんと10位入賞という成績！！！！



全国の学生馬術で、10番目だったということで、本当にすごいです...

年も年だったので、2013年に障害は引退。
2014年まで少し馬場馬術に出場し、公式競技から身を引きました。
それからは下級生たちの練習馬に。

農工大で開かれる学長杯や市民大会、医歯薬戦、国公立戦では部班に出場。



新歓の時期は1年生が乗れる馬のうちの1頭なので、みんなすぐ覚えてくれます。



ただ、反撞が大きいので、座りきれない下級生たちにとっては大変な様子。


去年から担当している中原は、旋風に乗ってだいぶ上達しました。

学園祭では、カドリールにも参加。こんなのをつけていたことも（笑）



さて、モンちゃんといえば、その変な見た目。
丸く湾曲した鼻梁に、長く伸びた鼻白。大きい口周りの割に、小さく閉じられた口。全体の体つきも、角が丸く、足は太い。おまけに体中がつむじだらけ。



入部当初は、サラブレッドじゃないからかな？と思っていたのですが、他のKWPN種を見てみると、モンちゃんだけが変みたい。

しかも、両親ともに不詳とは...
どっから生まれてきたのモンちゃん


性格としてはかなりのビビリで、指を近付けるだけで「ウワアア」みたいな顔をして引きます。
馬房に入ると耳を伏せますが、怒ってはいないらしい。

人に対してどう思っているかは謎だけど、馬は嫌いな気がする。
でもおじいちゃんどうし、かずくんとは馬が合うのかな？



モンちゃん不思議伝。

夜中に「ポクポクポク...」という音が聞こえたら、それはモンちゃん。
突然口をぱくぱく動かし始めるのです...大音量で。

運動中は、自分の呼び名が分かっているのか、「モン、モン、」と言いながら走ります。なんなんだ。

放牧すると、死にそうな声で「ウウウゥ...」と唸りながらゴロゴロします。大丈夫か。




モンちゃんといえば、年のせいかオシッコの回数が多いことでも有名。
洗い場に張る時は、いつだってバケツの準備が必要です。
でも、馬装中はやめてほしいな。。

腰辺りに、気持ちいいポイントとオシッコしたくなるポイントがあるらしい。



そんなこんなで、おかしいけど可愛くて、
みんなに愛されているモンちゃん。
いなくなってしまう、というのがちょっと信じられません。。
離厩先でも元気にしていてね。

皆さまもぜひ、4月24日までに会いに来てください。